Question
モノラルで収録したものを確認すると、ステレオの1ch(Lch)だけにしか収録されていません。また、左右が誤って収録された音声があります。モノラルの音声をステレオに変換したり、チャンネルの左右の入れ替えをする方法はありますか?
Answer
モノラルマイクで収録して、ステレオの1ch(Lch) になっている音声をステレオにする場合や、ステレオの1ch(Lch)と2ch(Rch)をミックスしてモノラルにする場合は、Stereo Fixerを利用が最適です。
後述していますが、ネット上でよく目にするトラックをMonoにする方法では、Mono専用のトラックが必要となりますが、Stereo Fixerでの対応であれば、クリップ単位で設定できるため、ステレオトラック内に対象となるクリップを並べられます。(公式でもStereo Fixerの利用を推奨されています。)
「Stereo Fixer」は「Effects」の[オーディオFX]-[FairlightFX]にあり、オーディオのタイムラインの対象とするトラックやクリップにドラッグして設定します。
- Stereo 変更なし。
- Reverse Stereo ステレオの左右を入れ替え
- Mono ステレオの左右の差をなくして均等化
ステレオの1ch(Lch)と2ch(Rch)をミックスしてモノラルにする場合に利用します。 - Left Only ステレオの左だけを利用して、左右両方に出力
モノラルマイクで収録して、ステレオの1ch(Lch) になっている音声をステレオにする場合に利用します。 - Right Only ステレオの右だけを利用して、左右両方に出力
- Mid-side Lの出力は、L入力からR入力を引いたもの。また、Rの出力は、L入力にR入力を足したものになります。(この記述、17の公式の日本語リファレンスマニュアルでは両方引いたもののなっていますが、正しくは、Rは足したものです。)
左側からしか音がない音声の対応にMonoのトラックを利用する方法について
ネット上でよく見かける方法です。Monoのトラックを利用する方法でも、Stereo Fixerと同様の結果を得られます。
Fairlightページのトラックのトラックヘッダーの場所で右クリックして、[トラックの種類を変更]から「Mono」してください。デフォルトでは、ステレオの1ch(Lch)が利用されます。
参考ではありますが、2ch(Rch)など、他のチャンネルを利用する場合は、追加の設定が必要です。クリップ属性の「音声」の「ソースチャネル」から選択してください。