Question
2025年5月20日に公開されたDaVinci Resolve 20.0 Beta 4 (パブリックベータ)のアップデート情報を教えてください。(2025年5月21日にマイナーアップデートが公開され、公開済みのBeta4が差し変わっています。20.0B BUILD47から20.0B BUILD48に更新されています。)
Answer
DaVinci Resolve 20.0 Beta 3からの変更点は、改善または変更11件と不具合対応19件です。
Beta 4のリリースノートは、ほぼBeta 3と同じ(一部修正)でしたが、公式フォーラム上に詳細の情報が公開されているので、それを記事を翻訳したものです。
Beta 3から、AI Voice Convert には 8 GB VRAM 以上のグラフィックカードが必要と明記されました。
不具合改修だけでなく、複数の機能強化を含んでいます。順調に開発が進んでいるようですね!
改善または変更
- キーフレームのイージングにフラットモードを追加
- カーブエディターにクリップハンドルを表示するオプションを追加
- カーブキーフレームをコンテキストクリックすると、イージングオプションに素早くアクセス可能に
- メディアプールクリップのスクリプティングAPIをサポート
- Fairlight のタイムラインコンテキストメニューでAI Voice Convert を利用可能に
- DaVinci Remote Monitor アプリが Windows 上で Intel と AMD システムをサポート
- 手動で作成およびインポートされた字幕の補間アニメーションをサポート
- LUT ブラウザのコンテキストメニューから、non-LUT DCTL のための DCTL 暗号化オプションに対応
- マルチレイヤーワークフローでレイヤーを再配置する新しい Swizzler ツールを追加
- メディアファイルの自動再同期は、フォルダと同じ名前のビンに対してのみ機能するように変更
- 一般的なパフォーマンスと安定性の向上
不具合対応
- 新しい単語を追加する際の字幕アニメーションの問題に対応
- AI IntelliScriptから作成されたタイムラインは、スクリプト名を使用するように変更
- Multicam SmartSwitch と一部の Nvidia グラフィックカードに関する問題に対応
- テキストレイヤー削除時のマルチテキストレイヤー名に関する問題に対応
- セッションの最初のボイスオーバーのカウントダウンポーズが正しくない問題に対応
- カットページの UI が縦長と横長で切り替わる問題に対応
- キーフレームのリセットがクリップハンドルのキーフレームに影響しない問題に対応
- ソースタイムラインからソースクリップの色を変更する問題に対応
- カスタムソートでメディアプールの矢印キーナビゲーションの問題に対応
- 編集ページでソーステープを表示する際の、メディアプールでの検索に関する問題に対応
- インスペクタから AI Super Scale を有効にする際の問題に対応
- Nvidia RTX グラフィックカードにおける AI Super Scale と Video HDR の問題に対応
- Nvidia RTX グラフィックカード上での AI Voice Convert のクラッシュに対応
- 音声チャンネルが「なし」に設定されているクリップの、不正な無音削除動作に対応
- Fusion でピクセルのアスペクト比が不一致のメディアをプレビューする際の問題に対応
- 一部のタイムコード表示で、24時間タイムコード表示が優先される問題に対応
- ポストクリップグループノードをトグルすると、マジックマスクキャッシュがリセットされる問題に対応
- クイックエクスポートがタイムラインのレンダリング解像度設定を無視する問題に対応
- インターフェイスの言語がフランス語に設定されている時の macOS 環境設定メニューの問題に対応
- (21日公開マイナーアップデート)一部のWindowsユーザーで発生していたオーディオのドロップアウトに対応
その他情報
20.0 Betaに関するすべてをまとめた情報は次の記事を参照ください。
更新履歴
2025/5/20 公開
2025/5/21 マイナーアップデート版の情報を追記