Question
2025年5月5日に公開されたDaVinci Resolve 20.0 Beta 3 (パブリックベータ)のアップデート情報を教えてください。
Answer
DaVinci Resolve 20.0 Beta 2からの変更点は、改善または変更11件と不具合対応22件です。
Beta 3のリリースノートは、ほぼBeta 2と同じ(一部修正)でしたが、公式フォーラム上に詳細の情報が公開されているので、それを記事を翻訳したものです。
AI Voice Convert には 8 GB VRAM 以上のグラフィックカードが必要と明記されました。
不具合改修だけでなく、複数の機能強化を含んでいます。順調に開発が進んでいるようですね!
改善または変更
- DaVinci Resolve Advanced Panelのツールメニューでクロマワープに対応
- インスペクタでマルチテキストレイヤー名を編集できるように改善
- Fusion OCIO Display toolとview LUTにトランスフォーム方向のコントロールを追加
- ディスクキャッシュを持つFusionノードの再生とレンダリングのパフォーマンスを改善
- エディット ページのソースタイムラインビューでソーステープを見ることができるように改善
- 編集キーボードのソースキーが、最後のエディット ページのソースビューワーモードを呼び出すように改善
- HDR レポートに MaxCLL MaxFALL グラフが含まれるように改善
- Nvidia Blackwell GPU上で、GPUアクセラレーションによるインターレースH.264エンコードが可能に
- フル解像度のメディアをリンクするためのスクリプトAPIサポート
- サブクリップエクステントを保持したままメディアプールクリップを置き換えるスクリプト API サポート
- 一般的なパフォーマンスと安定性の向上
- AI Voice Convert には 8 GB VRAM 以上のグラフィックカードが必要になりました。
不具合対応
- 選択されたマルチテキストレイヤー上の文字レベルのスタイリングに関する問題に対応
- 複製されたマルチテキストレイヤー上の修飾に関する問題に対応
- 一部の言語の字幕をアニメーション化する際の問題に対応
- 一部のアニメーション字幕で最初の単語がハイライトされる問題に対応
- キーフレームおよびカーブエディタに関する複数の問題に対応
- メディアプールサブクリップのプロキシとオーディオ同期の問題に対応
- 「レンダリングして置き換え(レンダー イン プレース)」のデフォルト位置が正しくない問題に対応
- テキストタイトルを編集する際のキャッシュリフレッシュの問題に対応
- オーディオクリップのリンクを解除した後、AI Music Editorのインスペクタコントロールが表示されないことがある問題に対応
- マルチモノ wav オーディオのメディア管理トリムの問題に対応
- DaVinci Resolve Advanced Panelの HDR global track ball の感度の問題に対応
- プロジェクトロード時に Magic Mask のキャッシュが無効になる可能性に対応
- マルチユーザープロジェクトで、同じノードでクリップを切り替える動作の問題に対応
- Fusion Media Out のカラープレビューで、Magic Mask のカラーキャッシュが無効になる問題を修正
- カラーマネージメントされたプロジェクトで、Fusion auxチャンネルが黒く表示される問題を修正
- カラーマネージメントプロジェクトにおけるCryptomatteツールの問題に対応
- プロジェクトのロード時に Cryptomatte がキャッシュを無効にする問題に対応
- ステレオスコピック 3D の 3D ドームライトに関する問題に対応
- 一部のシナリオで誤ったアップグレードダイアログが表示される問題に対応
- データ書き込み時の再生パフォーマンスに関する問題に対応
- ウルトラワイドディスプレイで、単一のアプリウィンドウがフルスクリーンにならない問題に対応
- ページ切り替え時にアプリウィンドウのサイズが変更されることがある問題に対応
その他情報
20.0 Betaに関するすべてをまとめた情報は次の記事を参照ください。