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App Store版のDaVinci Resolveの機能制限

Question

DaVinci ResolveをApp Storeから入手、購入する際の注意点はありますか?
プログラム的な違いや、どちらからの購入がおすすめといった情報はありますか?
有償版のDaVinci Resolve Studioを購入する前に、知っておきたいです。

Answer

DaVinci Resolveには、Blackmagic社が直接、または、代理店経由で販売している「Blackmagic版」と、Apple社のApp Store経由で販売している「App Store版」の2種類があります。ここでは「Blackmagic版」や「App Store版」としますが、これらには一般的な呼び方がありません。「Blackmagic版」を「本家版」などと呼ばれることもあります。

App Store版Blackmagic版(本家版)
プログラムの入手App StoreBlackmagic社 公式サイト【1】
ライセンスの販売App StoreBlackmagic社 公式サイトまたは、量販店やAmazonなどのサイトで販売【2】

【1】量販店やAmazonなどのサイトで販売されているパッケージにはライセンスキーを記載したカードとともに、プログラムも付属します。ただ、Blackmagic社公式サイトから最新のプログラムを入手することを推奨しています。

【2】Blackmagic社 公式サイトの場合は、単体購入の場合(Speed Editorなどのハードウェア同梱版以外)は、ライセンスキーのみの販売となり、メールでライセンス情報が送られてきます。ハードウェア同梱版は、ハードウェアにライセンスキーを記載したカードが入っています。購入のタイミングによっては、パッケージのバージョンが古い場合がありますが、バージョンで共通のライセンスとなっているため、公式サイトからダウンロードした最新バージョンでも利用可能です。

App Store版のDaVinci Resolve(無償版)やDaVinci Resolve Studio(有償版)は、Blackmagic版と比較すると、いくつかの制限があります。

App Store版は、Apple IDを紐づいてライセンスを管理できる点のみが優れています。

また、最大の違いは、利用環境が「macのみ」か「mac、Windows、Linuxのいずれか」で選べる点でだと思います。DaVinci Resolve Studioは、2台までのインストールが許可されているので、Blackmagic版Standard(有償版)であれば、「ゲーミングPC(Windows)とM2 mac」といった2台体制も1ライセンスで可能です。

App Store版
無償版
App Store版
Standard
有償版
Blackmagic版
無償版
Blackmagic版
Standard
有償版
プログラムの違い
【3】
Standard(有償版)に付随する公式の電話やメールのサポートを利用する権利
××
Standard(有償版)を他のプラットフォームで利用する権利×
macのみ

Windows
mac
Linux
Standard(有償版)を2台目の端末へのインストールする権利
同じApple IDでサインインしているmacのみ

複数プラットフォームの2台を利用可能
Standard(有償版)でスタンドアロン版のFusion Standardの利用権利付属××
(DaVinci Resolve Standard内の
Fusion機能は
利用可能)
×
旧バージョンの利用××
App Storeでのライセンス管理×

【3】プログラムの機能差は次の資料に詳細の記載があります。古い資料ですが現状も同じとの、2022/07/29に公式サポートに確認済みです。ただ、この資料に記載されている機能差が致命的になる方はかなり少ないとは思います。

https://documents.blackmagicdesign.com/SupportNotes/DaVinci_Resolve_15_Feature_Comparison.pdf

App Store版DaVinci Resolve Studioを購入後に、Blackmagic版DaVinci Resolve Studioを利用する権限はなく、また、変更できないとBlackmagic社に確認済みです。

2023/10/1 AppStore版で旧バージョンを利用できない件を追加

#AppStore #ダビンチリゾルブ ♯DaVinciResolve

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