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表示スケールの異なるモニタ間でウィンドウを移動した際の表示サイズとレイアウトの修正方法

Question

表示スケールの異なるディスプレイ間をDaVinci Resolveのウィンドウを移動した際に、ウィンドウを表示するディスプレイの表示スケールに合わせて、DaVinci Resolveの表示を直す方法はありますか?
Windows環境特有の問題かもしれませんが、問題があります。
ディスプレイ間を移動後も、移動前のディスプレイで表示していた表示スケールのまま表示されてしまい。レイアウトの崩れや、極端に文字が小さくなるといった問題があります。
次にデスクトップPC環境の例を挙げますが、4Kなどの高解像度で高dpiのディスプレイを搭載したノートPCに、一般的な23インチ程度のFullHD外部ディスプレイを接続する環境でも起きている想定されます。

-利用環境
27インチ4K(3840×2160)と23インチFullHD(1920×1080)の2台のディスプレイを並べて、Windows環境で利用しています。
視認性を改善するために4KディスプレイのOSのディスプレイ設定にある「拡大縮小とレイアウト」の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」で「150%(推奨)」を選択しています。なお、FullHDの方は「100%(推奨)」を利用しています。マルチディスプレイの「これをメインディスプレイにする」のチェックは4Kディスプレイ側にチェックが入っています。

次の問題を確認しています。

例:1

 1.DaVinci Resolveを起動
 4K側でDaVinci Resolveが起動
 2.FullHD側にDaVinci Resolveのウィンドウを移動
 4Kで利用していた表示スケールで表示され、レイアウトが崩れる。

例:2

DaVinci Resolveは直近で DaVinci Resolve を終了したモニター上で起動できるが、必ず 「これをメインディスプレイにする」 で設定したウィンドウの表示スケールで表示されてしまう。

Answer

新機能として紹介されていませんが、バージョン17.4から改善しました。
完璧な挙動ではありませんが、とりあえず十分です。

[ワークスペース]-[フルスクリーンウィンドウ]を選択すると、そのウィンドウがあるディスプレイの表示スケールに合わせて再描画され、表示のサイズやレイアウトが修正するようになりました。
上の例:1の場合では、最後に、「3. [ワークスペース]-[フルスクリーンウィンドウ]を選択 」をすることで、適切な表示に直ります。なお、再度 [ワークスペース]-[フルスクリーンウィンドウ] を選択してフルスクリーンを解除しても適切な表示は維持されます。
ただ、選択直後は「プロジェクト設定」などのダイアログは移動前の表示スケールのままです。

ダイアログの問題を回避するには、表示させたいウィンドウ側にDaVinci Resolveのウィンドウを移動した上で、いったんDaVinci Resolveを終了し、再度 DaVinci Resolveを起動してください。

次の2点が実現したら、正式に新機能として発表するのかもしれませんが、17.4の機能でかなり状況はよくなり、隠れた新機能だと思います。

  • DaVinci Resolveを再起動しないでもダイアログの表示も直る
  • [ワークスペース]-[フルスクリーンウィンドウ]を利用しないでも、他のアプリと同様にウィンドウを移動しただけで対応する
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