注目キーワード
  1. 無償版
  2. 書籍
  3. GPU
  4. Windows

DaVinci ResolveのWindows 11への対応

Question

2021年10月5日にMicrosoft社から提供が開始されたWindows 11への対応状況・予定を教えてください。

Answer

対応時期

2022年10月27日に公開されたBlackmagic社が公開している様々なアップデート情報から、Windows 11をサポートする旨の記載がされるようになりました。
今後、公開されるDaVinci ResolveのアップデートでもWindows 11をサポートする旨の情報が追加されると思われます。

なお、現時点で公式で対応しないとの情報はなく、公式のサポートでもWindows 11が利用され、Windows 11のみで発生する問題に対しても、改善に向けた対応をしていただけています。文字列ではWindows 11をサポートしている旨の記載はありませんが、事実上、サポートされている状況です。

今までも、他の動画編集ソフトと同等以上の速度で最新OSに対応をし続けています。
ただ、Windows11公開直後の2021年10月8日公開のバージョン17.3.2、 2021年10月22日公開のバージョン17.4 、以降の17.4.2や17.4.3、さらには18.0.0~18.0.4でも、対応したとの情報はありませんでした。次回のアップデートを待ちましょう。

公式サポートの回答

2021/12/6 公式サポートに問い合わせたところ、次の回答をいただいています。

”DaVinci ResolveのWindows 11正式サポートに関しましては今後を予定しており、時期は現在のところ決まっておりません。正式サポートまで今しばらくお時間いただきますようお願い申し上げます。しかしながら本社開発部門によりますとDaVinci Resolve 17.4.2を動作させるにあたってWindows11に大きな問題はないとのことです。”

当サイトで確認した結果
(参考情報 正式対応前ですが動作しています)

Windows10からWindows11にアップデートしてみました。OSの更新によりサウンド周りのデバイスを再認識したためか、オーディオの設定が初期化されて音が出なかったです。これは、DaVinci Resolve自体の問題ではないですが。再設定で問題はなくなりました。設定は次のページにまとめています。

その他、特に問題を見つけられません。ただ、 Davinci Resolve の正式対応前であることと、後述する「AMDのCPUをお使いの場合の性能低下情報 」に記載の問題はあるので、やっぱり待つのが良いかとは思います。
アップデートした構成
CPU AMD Ryzen 9 3900X / M/B MSI MEG X570 UNIFY / GPU NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti 11GB/ メモリ 64GB

OSの提供方法

既にWindows 10をお使いのPCへのWindows 11 の提供は、Windows 10の半年ごとのマイナーバージョンアップと同様にWindows Updateで配信されます。また、半年ごとのマイナーバージョンアップと同様に PC単位で提供のタイミングが変わります。

今お使いのPCへのOSのアップデートの提供が先か、DaVinci Resolveの正式対応が先か、首を長くしながらも、安心して待ちましょう!

Windows10→11と名称が変わる理由

OSの名称が名前が10→11にはなりますが、 Windows 10の半年ごとのマイナーバージョンアップがWindows 11としても提供されるといった理解でよく、多くのPC環境下においては問題ありません。なお、Windows 10のマイナーバージョンアップも継続して提供されます。

Windows 10の提供開始当時は、最後のWindowsとも言われていました。
ただ、時代に合わせてOSを進化し続けていくためには、必要とするハードウェア要件は変わっていく必要があります。今回のマイナーバージョンアップでは、この進化のためにハードウェア要件が変わります。

このままでは、ハードウェア要件の異なるWindows 10が複数存在することになり、何かと都合が悪いため、Windows11へと名称を変えて、ハードウェア要件 の違いを明確にしやすくするといったことが名称変更の実態のようです。
(細かく言うと、Windows 10のマナーバージョンアップでもハードウェア要件が変更になった例があったのですが、それがユーザーやハードウェアメーカーの理解を得にくいといった状況があったことへの反省なのかもしれません。)

Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

(参考情報)AMDのCPUをお使いの場合の性能低下情報->解消しました。 (2021/10/22追記)

Windows 11において、AMD製CPUを利用している場合に一部アプリ性能が低下する不具合があるとの情報が上がっています。(DaVinci Resolveへの影響については明確になっていませんが、参考に記載しています。)

10月中にパッチを公開予定とのことですので、AMDのCPUをお使いの場合は、少し待たれるのが良いかと思います。

記事は一部アプリで性能劣化するとして、メモリアクセスとCPUコアの2点に問題があると記載があります。
CPUコアの件は、あまりコア数を活用しないアプリで性能が低下とのことですので、DaVinci Resolveの影響は軽微ではないでしょうか?ただ、メモリアクセスについては、メモリアクセスを頻繁に行なうアプリで影響があるとのことですので、 DaVinci Resolve が影響を強く受けるか可能性があると思われます。記事の例では10~15%性能の性能劣化と記載されています。

→(2021/10/22追記)AMD Chipset Driver バージョン「3.10.08.506」で解消されました。

Zen 3世代CPUを搭載している場合、本バージョンを適用すれば対処が可能です。Zen+およびZen 2世代CPUの場合、適用した上で、電源オプションにて電源プラン「AMD Ryzen Balanced」を選択する必要があります。

(2021/10/15追記)上の記事の前に公開された他の更新プログラムでさらに悪化するとのことです。

→(2021/10/22追記)2021/10/18に公開されたWindows Update KB5006746で解消されました。

最新情報をチェックしよう!